■2009年8月25日〜8月27日 ソウル旅行

◎ある日突然
 ふっと思ったんですよ、「あ、海外旅行行きたい」って。なぜかは分かりませんが。でも行ったことないし、当時まだ学生だったからお金もなかったし。周りの友人も日頃から金欠を訴えている奴が多かった(オタクにはよくあること)(オタクの友人しかいない事実)ので、とりあえず母親に相談しました。

私「母、海外旅行に行きたいけど金もパスポートもない」
母「じゃあ韓国にしよう、飛行機で2時間くらいだから国内旅行より近いよ。パスポートは役所に電話しろ」

 この時点で母の同行が決まりました。母決断早い。
 ちなみにそのあとの行動も早かったです。本籍地と現住所が違うのでまずは本籍地の役所に電話して戸籍謄本送ってもらって、そのあと現住所の役所に書類出して、気付いたら手元にはパスポートが。航空券とかは旅行代理店で手配してもらって、2泊3日で29,800円でした。ビジネスホテルみたいなところだったからこんな値段。夜寝るだけだから安宿でいいよね、ってつもりで。
 そんなこんなであっという間に準備が整い、夏季休暇を利用してソウルに行くことになったのです。

◎8月25日
 出発は羽田空港から。昼過ぎくらいの便で出発。17時前には金浦国際空港に到着。何だかあっという間でしたほんと。でも両替して、旅行代理店のパックツアーだから免税店寄って、とかやってたらホテルに着く頃にはもう日が暮れてしまって。暗いけど寝るにはまだ早い、っていう微妙な時間だったので、東大門へ行ってみました。



 ファッションビル等の商業施設があるからでしょうが、夜でも人が多い! でもビル入ってみたら日本のものとは雰囲気が全然違って、所狭しと売り物が置いてある感じ。問屋さんって感じだったなあ。
 この時小腹がすいて、コンビニで海苔巻きを買ったんだけど、何か微妙でしたね……キムチ巻いてあったし。「韓国で海苔巻とかめっちゃウケる!!」って面白がってたんだけど、やっぱりなんか違ったんだよね。

◎8月26日
 この日は朝から市内観光です。午前中は景福宮に行きました。朝鮮時代の王宮です。



 正門の光化門は復元工事中で、この写真は一つ内側にある興礼門。



 こちらは復元工事が終わっていて綺麗でした。色鮮やかですね。
 光化門と興礼門の間は広場になっています。この広場で警備の交代式が行われていたので見学。朝鮮時代に王宮の警備等を担っていた守門軍の儀式を再現したものだそうですよ。韓国ドラマの時代劇でこんな感じの見たことある〜。



 この時周りから聞こえてきたのは割と日本語でした。日本人観光客多いな! そのうちの一人が私ですけども!



 これは王宮の天井。図柄まで再現されています。色合いが朝鮮らしいです。同じ絵がずっと並んでいるので見ていると目がちかちかする。



 王宮だから庭も広い。一周したらもうお昼の時間でした。適当に入った石焼ビビンバのお店で昼食を済ませたら仁寺洞に移動。



 通りに大きな筆のオブジェ。骨董店とか工芸品のお店が多くて見ているだけで面白い。あちこち見ながら歩き回ったら、夏で暑かったというのもあり結構疲れてしまって、お茶屋さんに入って休憩。その時頼んだのがこれ。



 五味子茶です。名前の通り、甘い酸っぱいしょっぱい苦い辛い味がします……って説明されたけど私にはよく分からなかったよ……。甘い酸っぱいまでは分かった、でもしょっぱいとか苦いとかどこからそれを感じればいいのかいまいち……。
 って、あとで調べて知ったけど、健康だと甘酸っぱく感じて不健康だと苦みを感じるそうで。よかった私健康ってことですね!
 ところでこれ、コーヒーショップの写真。



 仁寺洞のスターバックスです。よーく見ると入り口脇に丸いロゴがあるのが分かります。スタバなのに看板が英語じゃないなんて! と思ったら、街の景観保護の為にハングルを使っているそうです、珍しい!
 この日の夜はNタワーでソウル市内の夜景を見て、焼き肉を食べました。韓国の焼き肉って本当に骨ついてる肉を焼くのね、店員さんがはさみで切ってくれるのをずっと見てたけど、これ店員さん大変だよな〜。



 Nタワーこれです。タワー自体はそんなに背が高くないけど丘の上に立ってるから展望台は結構高いところにある。夜景上手く撮れなくて写真はないのですが、ああ都会なんだなって感じでした。



 イルミネーションのつもりなのか、タワーの下では白い人型の何かがいくつか浮いてました。ワイヤーで釣ってあって、ちょっとした風で揺れるから撮ろうとするとどうしてもぶれちゃう。ぼんやりしてさながら心霊写真です。怖い怖い!

◎8月27日
 2泊3日なのでこの日はもう帰国だけ。帰りの飛行機で反省会です。
 海外で安宿やめよう、これに尽きる。
 日本のビジネスホテルみたいなのを想像してたら当然ですが全然違うものだったし、安宿ってやっぱり大きな通りから何本か入ったような裏通りに面してるんですよ。ホテルの周り暗くて夜とか怖かったし、「安心が金で買えるなら!」と悟りを開きました。悪い大人への扉も開いた気がします。大抵のことはお金で解決出来るんじゃ! 割増入稿すれば本も出来るんじゃ!(ちょっと違う)

 そんな感じで初めての海外旅行でした。英語喋ろうとするんだけど片言っていうかほぼほぼ単語しか言えないせいで全然通じず、しかも特にご高齢の方は日本語通じちゃうので結局終始日本語会話。でも食べ物の味は全然違うしどこ行ってもキムチ出てくるしハングル読めないから地下鉄乗ったら路線図手放せないし結構面白かったです! なるほどこれが海外旅行か!



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